感染管理室

責任者/宇佐美 修 (内科医長兼感染管理室長)

 感染管理室は、平成24年10月1日付けで設置されました。

スタッフ

室長: 内科医長 宇佐美 修

副室長: 副看護師長 1名

院内感染対策のための指針

1.院内感染防止対策のための基本的な考え方

 栗原市立栗原中央病院(以下「当院」という)は、地域の拠点病院としての役割を担っている。当院では標準予防策を遵守し院内感染を未然に防ぐとともに、感染症が発生した際の拡大防止に努めるための院内感染対策の基本方針を定めることにより患者、全職員及び訪問者を感染から守ることを目的とし本指針を作成する。

2.院内感染対策のための委員会、組織に関する基本的事項

 当院の「院内感染対策委員会規程」に基づき、院内感染対策委員会を設置し、院内感染対策の病院全体に関わる方針を決定する。

 院内感染発生時の状況の把握及び発生原因の調査を行い、院内感染防止対策を迅速に講するために院長直属の感染管理室を設置し、院内感染対策チーム(以下「ICT」という)の中心的メンバーとして感染制御の実働を行う。

3.院内感染対策のための職員に対する研修に関する基本方針

 院内感染防止対策の基本的な考え方および具体的な方策について、職員個々の院内感染対策に対する意識を高めるため、全病院職員を対象に年2回の研修を開催する。その他必要に応じて随時開催する。

4.感染症の発生状況の報告に関する基本方針

 法令に定められた感染症の届出及び薬剤耐性菌などの院内の菌分離状況の報告、サーベイランスを行い、必要に応じて院長に報告、感染対策委員会、ICTでの検討、及び現場へのフィードバックを行う。

5.院内感染発生時の対応に関する基本方針

 感染患者が発生した場合は、主治医または看護師長から報告ルートに沿って速やかに報告すると共に、所定の報告書で報告する。また、アウトブレイクなど緊急を要する感染症発生時は感染管理室が状況を把握し、速やかに初期対応を行う。また、深刻な状況が予測される場合は感染管理室から病院長に報告し、拡大防止対策や再発策防止策について協議する。

6.院内感染対策指針の閲覧に関する基本方針

 本指針は患者様等に閲覧できるよう公開し、感染対策への理解と協力を得ることとす る。

7.その他の院内感染対策の推進のために必要な基本方針

 院内感染対策の推進のため、最新のエビデンスに基づいたガイドラインを参考に「院内感染対策マニュアル」を作成し、全職員への周知徹底を図ると共にこのマニュアルを定期的に見直し、必要に応じて改訂を行う。

附則

この指針は、平成19年11月21日から施行する。

平成22年11月 1日 改正

平成23年 4月30日 一部改正

平成24年10月 1日 改正

平成27年 4月 1日 一部改正

                      栗原市立栗原中央病院

                       院 長 中 鉢 誠 司